[ゲーム]Pico Fighting Boardでアケコンをレバーレス化、ケーブル脱着式にDIY その2 作業編

その1 準備編を先にご覧ください。

作業の流れ

それではRAPをレバーレス化していきます。

1.部品を取り外す

部品を取り外すためにまず裏蓋を開けます。
ねじで固定されていますのでプラスドライバーで外します。
中央下のねじはWARNINGシールで隠れているのでシールを剥がしてからねじを外します。

開けるとこうなってます。

レバーを外します。
先にレバーのボールを外します。天板表側でボールを押さえながら、レバー中央の溝にマイナスドライバーをあててひねるとボールのねじが緩みます。次に天板と固定された4つのねじを外します。

レバーを取り外せました。

次は基板を外します。
これがRAPの基板。コンパクトですね。固定ねじを外します。

タッチパッドとつながる平ケーブルがあるので切らないように引っこ抜きます。

見えづらいですが指でつまんでいるケーブルです。

基板が外れました。

スイッチを外します。
スイッチは1個につき2本のケーブルが繋がっています。それぞれ意味がありますが今は気にせず全部引っこ抜きましょう。

引っこ抜き終わりました。

スイッチを天板から外します。ツメでひっかけて取り付けられていますのでツメの引っ掛かりを外します。マイナスドライバーで隙間に入れると取りやすいです。

スイッチを取り外せました。

天板のカバーシールを剥がします。角からカッターを入れると剥がしやすいです。

べりべりとカバーシールを剥がします。するとねじ穴が見えますので外すと天板が外れます。

天板を外して新しいレバーレス天板を当ててみました。サイズピッタリで安心です。

2.加工する

レバーレス天板を当ててみると攻撃ボタンのところから下のプラスチックボディが少し見えています。このままでは干渉して新しいスイッチが取り付けられませんので、この部分を削ります。

ドリルややすりで削ったり、はんだごてで溶かしたりやっとスイッチと干渉しない程度になりました。まー見た目は汚いですが見えないところなので気にしません。

グランド用の4股ハーネスを2セット作ります。
自分はもうRAPの基板は使わないのでこのハーネスを再利用しました。基板側の根本から切っちゃいます。

ケーブルストリッパー(電工ペンチ)でケーブルの皮むきをして線を露出させます。線はねじっておくとばらけにくくなります。

ファストン端子、左は180型、右の細長いのが110型です。使うのはこの110型です。

ケーブル2本を重ねて持ち、クリアカバー先に通しておきます。先にやっておかないとファストン端子をかしめた後だとクリアカバーがつけにくいからです。(写真忘れましたすみません。
そしてファストン端子110型を付け、ケーブルストリッパー(電工ペンチ)でかしめます。

先に通しておいたクリアカバーをファストン端子にかぶせて完成です。

こんな感じ。これをあともう2つ作りましょう。ちなみに色はどうでもいいです。

3.新しい部品を取り付ける

新しいスイッチを取り付けます。先にレバーレス天板をねじで固定しましょう。
はめ込み式スイッチはその名の通りはめ込むだけなので工具不要で簡単に取り付けられます。ひとまず外観は完成ですね。

基板とスイッチをつなぎます。PFBは線を横から差し込んで、上からねじ締めするように繋ぎます。
つなぐ場所は基板側にプリントされているので間違えないように配線しましょう。
画像の線はねじってませんがねじっておくと線がばらけずに差し込みやすくなります。

Brookのレバーレス用5pinハーネス、これもPFBでは5pinではなく線で差し込むのでケーブルカットします。

Brookのハーネスで移動ボタンの配線をしたところ。

配線できました。スパゲッティ状態ですが動けば問題なし!

あとはUSBケーブル脱着化のための作業です。
こちらはAmazonで購入したパネルマウント用USBケーブルです。

パネルマウント用USBケーブルを通すためにドリルで穴を開け、パネルマウント用USBケーブルを取り付けます。

取り付けできました。

4.動作チェック

いよいよWindowsPCに接続します。
PC(XInput)で使う際は中Kボタンを押しながら接続します。

正しく認識されているかチェックのため、
[コントロールパネル] > [ハードウェアとサウンド] > [デバイスとプリンター]
を見てみます。デバイスのところでXBOX360Controllerで認識されていればOKです。

ストVのトレモに入り、ボタンが正しく動作するか確かめます。

5.完成

レバーレスにした感想

レバーよりも断然良いです!!

操作は慣れるまでには時間を要しましたが、今ではレバーより正確に昇竜拳コマンドが出せるようになりました。
前ステップ後ろステップ入力も速いですし、ニュートラルを経由しないので歩きガードも速くなりました。
レバーレスならではの入力テクニックがあるようなので少しづつ勉強中です。

本体重量が大幅に軽量化になりました。
レバー天板が鉄製、レバー自体も重量がありました。
レバーレス天板はアルミ製にし、レバーからスイッチに交換したことで軽量化できました。
レバー操作は力の向きが前後左右になるので落下しないよう安定させるために重めにしているんだと思います。
スイッチ操作は力の向きは上下だけなのでレバーほどの落下の心配はいりません。

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