生まれて初めてゲーミングPCを買いました!選んだモデルはOMEN Obelisk Desktop 875-0208jp(AMD) アドバンスプラスモデルです。
某レビューサイトで「既製品にしてはコスパ良し」と評価が良かったので購入し、結果とても満足しています。
これまで3カ月ほど主にゲーム用途に使っており、気づいた良い点・悪い点をシェアします。
OMEN Obelisk Desktop 875-0208jp(AMD)アドバンスプラス
OMENはヒューレットパッカード社によるハイエンドゲーミングPCブランドで、プロeスポーツアスリートの高い要求に答える最高級ゲーミングパソコンとして君臨します。同社ゲーミングブランドは現在2つあり、もう一つはPavilion Gamingと呼ばれるエントリー向けです。
他社の競合製品ではDELLのエイリアンウェア、ASUSのROG、ドスパラのガレリアなどがあります。
OMENを選んだ理由は高いコストパフォーマンスとPCケースのカッコよさです。ゲームするだけならPavilion Gamingシリーズでもよかったのですが、将来的にゲームをしながら実況配信や動画編集も考えているのでハイスペックなものにしました。またPCケースの見た目も思ったより主張せずシンプルで気に入っています。
スペック
OMEN Obelisk Desktop 875-0208jp(AMD)アドバンスプラスの公表スペックです。
下記の構成でお値段¥139,800(税抜)。
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | AMD Ryzen™7 3700X |
冷却方式 | 空冷クーラー |
メモリ | HyperX® FURY DDR4 メモリ 16GB |
グラフィックス | AMD Radeon™ RX 5700 XT ←アドバンスプラスだけ! |
ストレージ | 256GB SSD+2TB HDD |
光学ドライブ | なし |
無線機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 4.2 |
マウス&キーボード | なし |
保証 | 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) |
モニター | なし |
オフィスソフト | なし |
外観
前面は古代エジプトのオベリスクをイメージしたデザイン、材質はプラスチックですが高級感があります。上部の端子は左からUSB3.1 Gen1×2、ヘッドフォン / マイクコンボジャック、マイク、電源ボタンです。
このOMENロゴはLEDで光ります。デフォルトでは赤色に光りますが、プリインストールされているソフトウェア、OMEN GAMING HUBから好きな色にできます。
下部にRYZEN 7とRADEON、Windows 10 Proのステッカー。
左側のサイドパネルは電磁波防止効果のあるEMIプロテクティブコーティングを施した強化ガラスが使われています。このサイドパネルは背面にあるボタンを押すだけでかんたんに外すことができます。正面側に吸気のメッシュの口があります。
右側サイドパネルはアルミ製でこちらは取り外しができません。中央に黒いOMENロゴのプリントがあります。
右下には DESIGNED AND ENGINEERED BY HP INC. O M E N の文字があります。
背面にメインの接続端子が集中しています。(立てると小さくて見えにくいと思い横に寝せて撮っています。。)
マザーボード端子類はUSB3.1 Gen 2×1、USB 3.1 Gen2 Type-C™×1、USB3.1 Gen1×4、ネットワークコントローラー(RJ-45)×1、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1。
その下にあるグラフィックボード端子類は左からDisplayポート1口、HDMIポート1口、Displayポート2口の順に並んでいます。
上部には90㎜ファン、下部に電源ファンが見えています。
右上にある四角いメッシュのものがサイドパネル取り外し用のボタンです。
天面はメッシュで内部にこもった熱を逃がします。こちらも材質はプラスチックです。
底面も外気を取り入れやすいメッシュです。ゴム足は安定しやすいバータイプで前後に1本ずつ付いています。
内装
続いて中身を見てみましょう。左側のガラスパネルを取り外したらすぐに内部へアクセスできます。
天面メッシュの裏側にはビス穴があいた金属板が取り付けられています。水冷クーラーを取り付けるためのものでしょうか。私はメッシュの通気性を生かしたいため外しています。
背面ファンにはFOXCONN製90mmファン、CPUクーラーは90mmのトップフロー型空冷クーラーです。
このCPUクーラー、よく見るとOMENのステッカーが貼ってあります。
メモリスロットは2基でキングストン HyperX® FURY DDR4 メモリ 8GBが2枚刺さっています。巷では光るものもあるようですがこれは光らないものでした。周波数はOMENにちなんでなのか2666Mhz。
ボディ中央部にグラフィックボード、RADEON RX 5700 XTがぴったりと収まっています。真ん中が凹んでいますがこれはこういうデザインなんですね。
そして一番下にはクーラーマスターの500W電源です。80PLUS BRONZEのマークがありました。
底面メッシュの内側にはマグネット式の防塵フィルターが付いています。
結論、買ってよかった!!
今のところ何の不具合もなく快適にゲームできています。たださすがにリフレッシュレートを240hzに設定してプレイするとファンが回り激しい音を出します。
良い点、悪い点ありますが、結論から言うと買ってよかったです。
良い点
・安い
デスクトップPCであれば自作した方が安くなるに決まっているのですが、金額差がそこまでなければ既製品でもいいかなと思っていました。パーツの相性調べたり取り寄せたりするのって面倒くさいですからね。
各パーツの単価と比べてそれほど差はありませんでした。価格コムで値段に影響するパーツの値段を見ましたがこれらだけで10万円を超えていました。
- Ryzen 7 3700X(約40,000円)
- Radeon 5700XT(約50,000円)
- HyperX® FURY DDR4 メモリ 8GB × 2(約7,000円)
- Western Degital製 256GB M.2 NVMe SSD(約6,000円)
- Western Degital製 2TB HDD 7200rpm(約7,000円)
・コンパクト
ゲーミングPCというものはロマンが詰まっているためほとんどはビッグサイズなのですが、これはMicro-ATXマザーボードなのでコンパクトです。PCケースの奥行きは約390㎜です。
メインストレージはM.2 SSDで、光学ドライブは非搭載とこれらもコンパクト化に貢献しています。
コンパクトとなると気になるのが拡張性ですが3.5インチベイ2口、メモリスロット2口でほとんどの人は必要十分だと思います。
悪い点
・前面の吸気が弱い
左側のガラスパネルにメッシュの通気口が設けられてはありますが、ファンは付いてなければ通気口が大きくもなく吸気には期待できません。久しぶりに見てみるとホコリが詰まっていたのである程度吸気しているようです。
ベンチマーク
CPU/GPU性能
CPUとGPUの性能はCINEBENCH R20を使いチェックしました。また同時に温度上昇をモニターするためにプリインストールされているOMENのソフトウェア、OMEN Command Center(現在はOMEN Gaming Hubに名称変更)とHWMonitorを使いました。
結果は下の画像の通りです。CINEBENCHスコアは4663。この日の室温は30℃、CPU温度は90℃まで上昇、ファンもガンガン回り、鳴り響いておりました。このままでも大丈夫だと思いますがPCの寿命を延ばすためにもCPUクーラーの交換を検討します。
GPU温度はCINEBENCHの負荷では思ったより上昇せず52℃止まりとなりました。なおゲームしているときでは70℃を超えていました。
ストレージ性能
メインストレージに使われているM.2 SSDのストレージ性能を測るためにCrystalDiskMarkを使いました。発熱も気になったので同時に温度上昇もHWMonitorを使いチェックしました。
結果は下の画像の通りです。さすがはM.2 SSD、読み込み2884MB/sと申し分のない速さです。発熱は思ったより低く34℃までとなりました。
ちなみに室温30度の中、高負荷のゲームをプレイして45度まで上昇しました。M.2 SSDは高速な分、発熱も高いようなので性能低下を防ぐため意識しておくべきところです。
まとめ
OMEN Obelisk Desktop 875-0208jp(AMD)は売り文句に偽りのないハイスペックパソコンでした。これからどっぷりPCゲーに漬かりたい方やゲーム実況、動画編集、DTMなど高負荷作業をする人にとてもおすすめのパソコンです。
- Radeon 5700XTが付いてる既製品にしては安い
- Micro-ATX採用なのでゲーミングPCとしてはコンパクトサイズ
- CPUクーラーは交換した方がいいかも
以上、OMEN by hp obelisc Desktopのレビューでした。
コロナ渦で外出を控えることが多くなったのでおうち時間を大切にしたいと思い、思い切ってゲーミングデスクトップにしました。いまでは15万切る値段でこんなにハイスペックパソコンが買えるんですね。これについてはいい時代になったと思います。
PCゲームも昔に比べコンテンツがとても増えたと感じます。これまで家庭用ゲーム機だけに販売していたゲームソフト会社が続々とSteamに参入しています。日本でもeスポーツと言うワードをよく見かけるようになりました。今後もゲーム業界は大きく発展することを望みます。
これを読んでいるあなたも、PCゲームデビューしてみませんか。ゲームは心を豊かにしますよ!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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